当事例は、レンタルバイクに搭載されているキーボックスのODM事例です。キーボックスの構想設計から筐体設計（一部、基板設計も含む）から試作・量産まで承りました。まず、お客様とのお打ち合わせにて用途・使用環境・イメージの確認から進めました。 バイクに搭載されるため、屋外仕様が求められており、開閉センサーにて開け閉めができるキーボックスの開発が求められていました。内部基板、並びに外部構造の組付け、各種センサー類、外形寸法などを検討の上、構想設計を行い、細かな寸法・位置関係等を決定しました。

上記を基に、筐体を光造形にて、ロック部を板金加工にて試作品の製作を行いました。試作スピードを上げるために、数ある加工方法の中から光造形を選択しています。また、この試作品にて穴位置・勘合性を細かく確認しました。

確認が完了した後、金型を製作し、サンプル品を製作しました。ヒケ等の意匠面はもちろん、組付け部品との勘合性などもを再確認しました。再度細かな問題点を洗い出し、修正を行いました。（自動での扉開閉にソレノイドを使用する予定であったが、試作品時に強度が低いことが判明しました。そのため、ソレノイドから別機構にすることで、強度の問題をクリアしています。）

当社にて筐体と基板を同時に製作することにより、配置関係含めたスピーディーな試作対応・修正対応を実現しました。その結果、早急に試作検証を終えることができました。その後、キーボックスの量産対応まで当社にて対応しました。（組立はお客様にて実施しています。）