開発実績
GPSモジュール
製品分類 | 電子機器モジュール |
---|---|
業界・用途 | 民生機器 |
対応領域 | 機構設計、解析、製造・組立、試験・評価 |
事例詳細
当事例は、GPSモジュールの開発事例で、前モデルへ機能付加を行う新モデルの筐体の機構設計を承りました。前モデルのGPSモジュールではGPSの現在地のみで経路を取得できなかったため、新モデルではGPS経路を取得できる機能の付加、さらにはGPSモジュールの強度向上を目指し、開発を進めました。
具体的には下記の要件を基にGPSモジュールの機構設計を進めました。
・防水設計
前モデルでは一部防水設計であったが、防水設計(IPX7相当)とするため端子部分などを細かく見直し設計を行いました。
・GPSモジュールの耐荷重向上
お客様より「人が乗っても壊れないようにしたい…」とご相談いただき、前モデル耐荷重60kg→新モデル耐荷重100kgを目指し設計変更しました。リブ・ボスを増やすなどの形状対策はもちろん、材質をPCからガラス入りナイロンに変更するなど材質による対策まで行いました。そして、変更を行った後に、強度解析を行い、確実に要件を満たせているかチェックしました。
・ストラップ部の耐荷重向上
前モデルではストラップ部が樹脂部品であったが、デザイン性・強度を考慮して、金属部品に変更しました。また構造も変更することにより、ストラップ部の耐荷重は50kgから100kgに向上しました。
・基板サイズの変更
前モデルより内部に設置する基板サイズが変更するため、筐体サイズも基板サイズに合わせて設計を行いました。
・その他
前モデルと比較し、タクトボタンや状態表示用LEDなど複数のハード機能を追加し設計対応しました。
これらの機構設計により、無事お客様の要望を満たすことができました。ちなみに当事例では、筐体の機構設計のみならず、筐体の製造・組立・ID登録・検査・ストラップ製造までまとめて当社が承りました。