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交換後の不良基板を放置していませんか?基板修理で再利用しよう!

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設備トラブルが発生した際、多くの工場ではメーカー純正の基板へ交換対応を行っているのではないでしょうか。確かに、迅速な復旧という点では「基板交換」は有効な手段です。

しかし、その際に取り外した不良基板は、その後どうされていますか?

  • 「とりあえず保管棚へ…」
  • 「念のためと思いながら放置…」
  • 「気づけば倉庫の奥に山積み…」

こうした状況は、決して珍しいものではありません。実はその不良基板、廃棄してしまうには非常にもったいない資産であり、基板修理によって、再利用できる可能性が高いのです。

不良基板は、基板修理を通じて再利用できる!

不良基板と聞くと、「完全に壊れている」「もう使えない」というイメージを持たれがちですが、実際には以下のようなケースが多く見られます。

  • 特定の電子部品のみが故障
  • 電源回路や一部ICの破損
  • 経年劣化によるはんだクラック
  • サージやノイズによる部分的な基板損傷

このような場合、基板全体が致命的に壊れているケースは少数です。過度な焼損や基板割れがない限り、部品交換や回路修復を行うことで再び正常に動作する基板へ復活させることが可能です。

「予備基板」として大きな価値を発揮します!

不良基板を修理しておくことで、以下のようなメリットが得られます。

① 突発トラブル時のダウンタイム短縮

設備停止時に、メーカー基板の納期が数週間〜数か月かかるケースも珍しくありません。修理済み基板を予備として保有していれば、即時交換が可能となり、生産停止リスクを大幅に低減できます。

② 保守コストの削減

メーカー純正基板は高額になりがちです。基板修理を活用することで、新品交換と比べてコストを大きく抑えることが可能です。

③ 生産終了・供給終了への備え

古い設備では、すでにメーカーが基板供給を終了しているケースもあります。修理によって基板を延命できれば、設備そのものの寿命も延ばすことができます。

基板修理ならお任せください

電子機器ユニット 受託開発・製造センターでは、電子機器の構想設計から回路設計・基板設計・機構設計、さらには製造・試験までワンストップで対応するのみならず、基板修理まで承っています。基板修理のご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。

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