技術情報
板金/プレス加工の試作・量産におけるポイント ~開発案件、大型の板金/プレス加工はお任せ~
板金/プレス 試作・量産加工について
板金/プレス加工は、プレスマシンと呼ばれ強圧をかける機械にプレス金型を取り付け、金属などの材料を強圧し、せん断・曲げ・成形・絞りなどの成形を施す加工法です。
板金/プレス加工での量産を検討するにあたって、試作加工は非常に重要な工程です。 プレス加工にて量産化するタイミングで、安定した品質を実現するために、加工性やコスト、納期などを試作加工の段階で検証する必要があります。
当社では、開発案件の板金・プレスによる試作対応はもちろんのこと、量産まで一貫して対応することが可能です。また、他社ではできないような、大型ワークの板金・プレス加工も得意としております。
ワンストップ部品加工センターの板金/プレス試作・量産加工の強み
SSTのワンストップ部品加工センターは、設計から試作、量産までの一貫したサポートを提供し、以下の強みを持っています。
①100inchモニタークラスの大型一体絞り加工に対応
当社では、簡易型を用いて、100inchモニターを超えるような大型ワークの一体絞り加工に対応することが可能です。
絞り加工そのものが難しい加工ですが、当社自慢の1000社以上の協力会社ネットワークを活かし、試作段階の簡易型で上記を実現します。
②簡易型を用いて、深絞り形状まで実現
一般的に、加工が難しい深絞り加工を行うためには、パンチとダイから構成される金型が必要となります。
ワンストップ部品加工センターでは、独自の加工技術に関する知見、さらには、樹脂型を活用することで、短納期で大型深絞り形状を実現することが可能です。
③大型ワークでも、型製作から2週間で完成品をお届け
ワンストップ部品加工センターでは、大型ワークの試作板金・プレス加工を得意としております。
型製作から約2週間で完成品をお客様のもとへお届けすることが可能です。常に安定した部品供給が当社最大の強みです。
板金/プレス加工事例の紹介
①ドレンパン
こちらは、ドレンパンの加工事例です。
深絞り一体加工を少量で対応できるメーカーが見当たらず、お客様は非常にお困りでした。
そこで、あらゆる加工に対応することができる当社へ相談をいただきました。
当社では、もちろん単品・小ロットからの深絞り一体加工に対応しており、納品先は海外で、製品の組み立てを国外でする必要があったため、国内で加工後、輸出を行いました。
②制御盤筐体
こちらは、制御盤筐体の加工事例です。出図から評価開始までわずか14日しかなく、他社に加工依頼をすると納期が1か月かかるため海外への納品に間に合わないと、お困りでした。
そこで、海外とのOut-outの対応実績がある当社にご相談をいただきました。
当社はOut-outでの安定供給が可能であり、平均12~14日で対応できます。特に大型絞り板金においては、短納期対応が可能であり、出図が遅れても納期前倒しで柔軟な対応ができることから、お客様からは好評をいただいています。
また、開発と図面の製作が同時進行しており、その迅速な対応力も評価されています。
③ターンテーブル
こちらは、ターンテーブルの加工事例です。
これまでは大型絞り形状の板金部品は、量産メーカーにて板金加工を行っていました。 量産部品をメインで製作しているメーカーだったため、試作部品は後回しにされ、納期が60日程かかっており、納期に間に合わないとお困りでした。
当社では、単品・小ロット品から加工対応しているため、試作部品は試作型(樹脂型)を用いて製作を行い、加工時間を短縮し、納期も14日間で納品することができました。
また、費用面についても、型費を大幅に低減できたため、トータル金額として、60%のコストダウンを実現しました。
板金/プレス加工の試作・量産加工は、ワンストップ部品加工センターにお任せください
ワンストップ部品加工センターは、開発・量産の加工パートナーとして、車載・産業機器・医療をはじめ幅広い業界のお客様の必要な部品をワンストップにて提供してきました。
どんな開発案件も、設計からワンストップ対応致しますので、板金/プレス試作・量産加工先をお探しの皆様、是非一度当社にご相談ください。