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大型絞り加工で製作可能な部品とは?

  • 板金加工

大型絞り加工とは

絞り加工は、板金やプレス成形の一種で、1枚の金属板を用いて円筒・角筒・円すいなどの底付き立体形状を成形する加工方法です。絞り加工では、素材を引き延ばしながら立体化するため、板厚の変化や応力分布の制御が難しく、シワや割れ、歪みなどの不良が発生しやすい点が特徴です。

そして、大型絞り加工は、通常の絞り加工と比較してサイズが大きいことで板全体の変形のリスクや成形の難易度がさらに高くなりますが、溶接や接合を行わずに一枚板から大型品の成形ができるなど様々なメリットがあります。

以下に大型絞り加工における注意点や実際の製作部品例についてご紹介します。

大型絞り加工における注意点

大型の絞り加工では、板材全体にかかる応力分布が不均一になりやすく、しわや割れ、板厚ムラが発生しやすいです。そのため、CAE解析などによる変形シミュレーションが必要となります。また、金型自体も大型化することでたわみが生じやすく、剛性設計や精度維持が重要となり、成形中は複数の油圧シリンダーを用いた分散しわ押さえ制御により、材料の流動を均一化し、高い形状精度を確保することが求められます。

大型の絞り加工で製作できる部品例

以下に、実際に大型絞り加工で製作される部品の種類とその詳細についてご紹介します。

フレーム

大型装置や筐体のフレーム部分には、剛性と形状精度が求められるため、大型絞り加工を用いることで、継ぎ目のない構造を一体成形し、溶接箇所の強度低下を防止できます。さらに、板厚を均一に保てるため、見た目も美しく仕上げることが可能です。

コンロ(中身)

業務用コンロやIH機器の内部パーツには、熱伝導性と清掃性が求められるため、大型絞り加工により、ステンレス板を一体成形することで、油汚れや水漏れがたまりにくい滑らかな表面を実現することができます。また、大型絞り加工は継ぎ目がなく仕上げることができるため、衛生面が求められる厨房機器や食品加工機器に適しています。

スチームコンベクションオーブン(スチコン)

スチコン内部の加熱・加湿ユニットは、耐熱性と耐腐食性が求められるため、大型絞り加工で、溶接箇所が少ない成形をすることで、高温環境下でも変形や腐食を防止することができます。

食洗器

食洗器内部のタンクや水槽は、防水性・耐薬品性・耐熱性が必要なため、大型絞り加工で継ぎ目のない一体構造を加工することで、漏水リスクを抑えつつ、清掃性の高い構造に加工することが可能です。

当社の絞り加工の加工事例

ベースフレーム

こちらはベースフレームの製作事例です

板金部品を6点製作し、お客様から支給いただいた部材と組み合わせて組立工程まで一貫対応いたしました。また、納品先が複数拠点にわたる案件でしたが、スケジュール調整を行い、柔軟に対応いたしました。

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大型の絞り加工はワンストップ部品加工センターにお任せください

今回は大型絞り加工の概要から製作可能な部品についてご紹介しました。ワンストップ部品加工センターを運営するSST設計開発センター株式会社では、大型の絞り加工を得意としており、数多くの実績がございます。お困りの方はお気軽にご相談ください。

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