金属切削において、試作から量産移行で失敗しないための設計ポイント | 技術情報 | ワンストップ部品加工センター

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金属切削において、試作から量産移行で失敗しないための設計ポイント

  • 切削加工

金属切削部品の開発において、試作段階では問題なく製作できたものの、量産移行時にコスト増加や品質不安定といった課題に直面するケースは少なくありません。本記事では、量産移行時に発生しやすい課題とその対策、さらに設計段階で押さえるべきポイントについて解説します。

切削加工における量産移行で発生する代表的な課題

工程数が多くコストが合わない

試作では問題なく成立していた加工工程でも、量産になると工程数の多さがコストに直結します。段取り替えや複数設備をまたぐ加工は、加工時間だけでなく人的コストも増加させ、量産時の採算性を悪化させる要因となります。

精度・公差が過剰で加工難易度が高い

全体に厳しい公差を設定してしまうと、必要以上に高精度な加工が求められ、加工時間や不良率の増加につながります。試作段階では成立していても、量産では歩留まりが悪化しやすくなります。

工具が届かない・加工しづらい形状

深いポケット形状や鋭角部、細すぎる溝などは、工具の選定や加工条件に制約を与えます。結果として特殊工具の使用や加工時間の増加を招き、量産に不向きな設計となる場合があります。

材料・熱処理による変形や不良

切削後の熱処理や表面処理によって、変形や歪みが発生するケースも多く見られます。試作では問題にならなかった微小な変形も、量産では不良として顕在化する可能性があります。

量産を見据えた切削加工設計のポイント

加工しやすい形状設計

工具アクセス性の確保

工具が無理なく届く形状にすることで、標準的な加工方法で対応可能となり、加工効率が向上します。特に底面Rの設定やコーナー形状の見直しは重要なポイントです。

標準工具で加工可能な形状

特殊工具に依存しない設計とすることで、加工コストの低減と安定した品質確保が可能になります。一般的なエンドミルやドリルで加工できる形状を意識することが重要です。

適正な公差・精度の設定

必要な箇所のみ高精度

全体に高精度を求めるのではなく、機能上必要な箇所に限定して精度を設定することで、加工負荷を大幅に低減できます。

機能とコストのバランス

性能を満たしつつも過剰品質とならないよう、設計段階でコストとのバランスを見極めることが重要です。

工程削減を意識した設計

一体加工・工程統合

複数部品の一体化や工程の集約により、加工回数や段取りを削減できます。これにより、量産時のコスト削減と品質安定が実現します。

セット替え回数の削減

ワークの着脱回数を減らす設計は、加工時間の短縮だけでなく、位置ズレによる精度不良の防止にもつながります。

材料・加工条件の最適化

切削性の良い材料選定

被削性の良い材料を選定することで、工具寿命の延長や加工時間の短縮が可能となります。用途に応じた材料選定は非常に重要です。

熱処理・表面処理の順序設計

加工後に熱処理を行うのか、前処理として行うのかによって、加工精度や変形リスクは大きく変わります。工程全体を見据えた順序設計が求められます。

SST設計開発センターが設計から量産まで対応できる理由

ワンストップ部品加工センターを運営するSST設計開発センターでは、構想設計から試作、量産に至るまで、製品開発の全プロセスを一貫して対応してきた豊富な実績を有しています。当センターは単なる設計業務にとどまらず、試作や量産といった後工程を見据え、現場視点に基づいた実現性の高い設計を行うことを重視しています。

また、分業体制では見過ごされがちな加工性や組立性、さらには量産時のコストといった課題についても、設計初期の段階から織り込むことで、後工程におけるトラブルの未然防止を図っています。このように開発全体を俯瞰した設計力こそが、SST設計開発センターの大きな特長です。

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当社の加工事例のご紹介

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こちらは車載用途で使用されるインペラの加工案件です。

本製品は比較的大型のワークであり、かつ高い寸法精度が求められる形状であったため、当社が保有する1,000社以上の加工ネットワークを活用しました。最適な加工先を選定し、5軸加工機による加工を行うことで、短納期かつ要求精度を満たした仕上がりを実現しています。

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設計から量産までSST設計開発センターにお任せください

今回は、試作から量産移行で失敗しないための設計ポイントについてご紹介しました。ワンストップ部品加工センターを運営するSST設計開発センター株式会社では、お客様のラフスケッチや、あるいは口頭で説明していただくだけのアイデアからでも、製品開発を始めることが可能です。お困りの方はお気軽にご相談ください。

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